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2006'04.13.01:26

リアルワールド

桐野夏生『リアルワールド』 読了


今年文庫化された新刊
少年犯罪をテーマに母親を殺害した少年と4人の女子高生を描く物語
4人の女子高生と少年の視点を切り替えながら物語りは進行していく
ホリニンナこと山中十四子とその友人、テラウチ・ユウザン・キラリンは仲のいいグループとして学生生活を送っていた
そんな夏休みの或る日、十四子の隣家の少年が母親を殺害して逃走する事件が発生
少年は十四子の自転車を盗むが、その籠の中には十四子の携帯があった
携帯を通じて連絡をとることになる少年と少女4人
そして事件は終結へ…

ミステリーではないので事件に意外な真相があったりはしません
主題はおそらく思春期の少年少女の心・悩みを描いたもの
出てくる登場人物もそれぞれに色々抱えている
十四子は比較的真面目に物事を考える少女 大人や世間に騙され利用されないようホリニンナという仮の名で精一杯の武装をして生きている
テラウチは周りからクールと言われる少女 他人に自分の考えを悟られないようにわざといい加減な態度をとっている
ユウザンは男らしい態度と口調で話す少女 自分が同性愛であることに悩むがネットで知り合った同じ境遇の子にしか相談できず悩んでいる
キラリンは見た目が清楚で可愛らしい少女 しかし実際はグループの中で一番遊んでいる 以前恋人に騙されたことで傷つきホモの友人にしか本音で話せない
母親を殺害した少年ミミズはエリート高校に通う少年 過保護な母親の元で育ちエリート高校に入るが挫折 過剰な母親の期待と愛情にいらだち憎悪を膨らましていた

リアル感のためなのか全員名前は終始あだ名で呼ばれています
正直な感想としてはありがちな少年犯罪ストーリーといったところ
おそらくリアルな犯罪とリアルな少年少女の心を描いているんだろうが実際のところどこまでこの年頃の子供の気持ちを掴めてるいるのかが疑問…ところどころ自分が高校生ぐらいのときのことを考えると共感できる部分もあったが…
犯罪としては最近リアルで起こりうるものだが、ほぼ面識のない者同士が携帯を通じて連絡を取り合っていくというのはリアルからは多少かけ離れてる感はあった

最近の少年犯罪など時事性があるので読んでみるのもいいかも
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