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2006'04.26.23:58

パイロットフィッシュ

大崎善生『パイロットフィッシュ』 読了


2004年発行の吉川英治文学新人賞受賞作
大崎善生の本を読むのは 「アジアンタムブルー」 に続いて2冊目
「アジアンタムブルー」が恋愛小説だったのに対してこちらは青春小説の色合いが濃い一冊
アダルト雑誌の編集者・山崎の元にかかってきた電話はかつての恋人で由希子から19年振りにかかってきたものだった
一度巡りあった人と二度と別れることはできない
深く澄んだ記憶の湖の底から浮かび上がる人たち…事故で亡くなったマスター、上司の沢井、仕事で知り合った風俗嬢、元恋人・由希子…
人との出会いや別れを大崎善生ならではの文体で綴った物語

たまたま順番が前後して 「アジアンタムブルー」 の方を先に読んだけど結果的にはそれが正解
2冊は主人公が同一の別の物語だが、どちらにもアジアンタムの樹が印象的に出てくる
タイトルにもなっているパイロットフィッシュは魚の種類ではなく、熱帯魚の水槽を最初に用意する際にバクテリア等を調整するためにはじめに水槽内に放つ魚のこと
本来飼育する魚とは別のもので水槽内の環境が整えば処理されてしまう
日本でいえば当て馬や咬ませ犬のようなもの(?)
この人の文章・文体は独特で、透明感があって綺麗なのが特徴
ところどころに出る比喩もわかりやすく的を得ていて村上○樹とは大違い
ミステリーやサスペンスものに飽きたときに読むと新鮮でいいと思う
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